人財戦略・人財育成
人財戦略
当社では人的資本経営の推進のため、以下のとおり人財戦略を定めています。
高い専門性を有した多様な人たちが、強いリーダーシップのもと協働し、課題解決に挑戦している。そういう集団であるために、次の項目に積極的に投資する。
- 高い専門性を有する人財の確保と育成
- リーダーの選抜と育成
- DE&Iの推進
- 働く環境の整備
採用
採用方針
「私たちは、住友精化のケミストリーで、地球と人々の暮らしが直面する課題を解決していきます」というパーパスステートメントを掲げ、化学メーカーとして新たな素材や技術を生み出すことで、豊かな暮らしづくりや社会が抱える問題解決の実現に向けて、チャレンジし続けています。その中で、国籍・性別等、あらゆる属性に関係なく、応募者の能力・経験・ポテンシャル・志を基準とし、基本的人権を尊重した差別のない公平公正な採用活動を行います。
求める人財像
目的意識を持って、主体的に挑戦する
常に高い目標を持ち、自ら新しいことに挑戦する、意欲的な人財を求めています。
世界を意識し、時代を先取りする
めまぐるしく変化する世界の流れに目を向け、時代を先取りする人財を求めています。
熱意を持って、自己成長を続ける
世界で通用する人財となることを目指し、熱意を持って自ら成長し続ける人財を求めています。
新卒採用/経験者採用ページリンク
重点実施項目(指標)
新卒採用
当社では安定操業の継続および会社の持続的な成長に向けて、安定的に人財を確保すべく新規学校卒業者の採用を実施しています。また、職業観・キャリア観の形成に繋がる機会として下記イベントを実施しています。
大学生・大学院生向け仕事体験イベント・インターンシップ
化学メーカーのビジネスを体感できる仕事体験イベントやインターンシップを実施しています。
2024年度は工場見学等、より現場を体感できるプログラムを新設し、化学工業への理解を深める試みを実施しています。
- 当社製品を用いた新規事業の立案(文理/オンライン/2日)
- 化学メーカーにおける経理業務の体感(文理/対面/5日)
高専生向けインターンシップ
化学・工学・機械等を専攻する学生に向けて、化学メーカーでの業務を体感できる対面型のプログラムを実施しています。
- 化学メーカーにおける技術系職種業務の体感(理/対面/5日)
経験者採用
私たちを取り巻く事業環境は日々変化しており、こうした変革の時代において、高度化するビジネスニーズに対応すべく、事業戦略に基づき様々な専門性を有するプロフェッショナル人財を採用しています。また新しい価値観に適応し、当社の競争力を維持・強化していくため、自由な発想や多様なバックグラウンドを有する人財の活躍が必要と考えており、これらを促進するため、経験者採用を積極的に実施しています。
障がい者採用
当社ではノーマライゼーションの社会の実現に向けて、障がい者雇用に取り組んでいます。国内各事業所でそれぞれの適性に合う職務・業務をアサインし、障がいのある社員が自分らしくいきいきと働くことができるような体制を整備しています。
新卒・経験者採用人数(単位:人)
2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
新卒 | 54 | 58 | 46 | 39 | 35 | 40 | 32 |
男性 | 41 | 43 | 35 | 29 | 24 | 28 | 18 |
女性 | 13 | 15 | 11 | 10 | 11 | 12 | 14 |
経験者 | 26 | 31 | 12 | 21 | 24 | 32 | 27 |
男性 | 18 | 23 | 9 | 16 | 15 | 25 | 22 |
女性 | 8 | 8 | 3 | 5 | 9 | 7 | 5 |
経験者採用 比率 |
33% | 35% | 21% | 35% | 41% | 44% | 46% |
人財育成
人財育成方針
仕事を通じて人を育てる
人は現場で育つ。仕事の経験を通じて、苦難を乗り越えて、やり切ってこそ人は育ちます。人財育成の根幹はそれぞれの職場で人を育てることにあります。
多様性を尊重する
社員の個性、キャリア、それに基づく社員の多様性を尊重し、お互い切磋琢磨しつつ、企業理念のもとに共鳴しあう、そういう集団、風土を作ります。
ローテーションで人を育てる
計画的、育成的ローテーションで人を育てる。これを全社横断的に実行します。
Employabilityを高める
幅広い見識、高い志、Identityをしっかりと持った、「外で通用する住友精化人」の育成を継続します。
人財育成・研修体系図
当社では、自ら学ぼうという意欲を大前提とし、その社員の意欲に応えるべく、『何を学ぶべきか』、『どう学ぶべきか』を示すために、人財育成・教育体系を策定しています。その中で各種資格の取得を支援し、様々な教育機会を提供するとともに、多様な社員の知識・スキル向上による組織全体の強化を目的として、OJT、ローテーションに加え、各種の能力開発支援を行っています。

人財育成プログラム
社員が自らのキャリア形成に基づき、主体的に自己能力開発に取り組めるように、次のカテゴリを中心とした様々なプログラムを用意しています。「階層別研修」では、入社時および昇グレードのタイミングで、理解すべき社内制度やビジネスを推進するためのリテラシーに関する研修を実施しています。研修を通じて各階層に求められる期待・役割を認識し、行動変容のきっかけとします。また、「知識・スキル研修」・「技術・技能伝承研修」といった各種専門教育を通じて、高度な知識・技能の習得を促します。
また、全社員に対して自律的なキャリア形成を支援する中で、自らが考え、手を挙げる社員に対し、選抜型研修のプログラムを用意しています。ビジネスコミュニケーションやビジネスマネジメントスキルなど、自身の業務を遂行する上で必要な知識・スキルを得られるプログラムを自由に選択して受講することができ、常に学び続ける社員を研修の側面からサポートする環境を設けています。
関連ページ:⼈財育成
人事制度
人事制度の基本的な考え方
当社の人事制度は、当社グループの企業理念のもと、化学の分野で社会の発展に貢献するため、「社員の育成・成長を通じて会社と社員の夢や希望を実現する」を基本コンセプトとしています。採用・教育をはじめ配置・評価・処遇といった人事制度全般において、役割成果主義をベースに、『挑戦』、『変化』、『育成』をキーワードとして、多様な人財がやりがい・働きがいをもって活躍する企業風土への変革を推し進めています。人事制度においては、『挑戦』、『変化』、『育成』を軸として、期待される行動ならびに求める人財像を定めています。求める人財像に沿って、社員の育成・評価を行うことにより、自らと周囲の成長を会社の成長へと繋げる意欲を喚起し、組織としての大きな成果を創出するとともに、成果に見合った処遇への期待に応えることで、社員のEmployabilityならびに仕事へのやりがいを向上させることを目的としています。公正な人事制度の運用を通じて、社員の意識改革を促進し、多様な人財がやりがいをもって活躍する企業風土への変革を続けています。

目標制度
当社の目標制度(一般社員)では、各職場、職務グレード毎に果たすべき職務の内容(職務要件)を定め、社員一人ひとりが各々の立場で果たすべき役割を認識し、その役割を果たしていくこと目指しています。与えられた職務の中で自らの課題を明確化し、目的意識を持って業務を遂行することにより、個人の成果、部門の成果、ひいては会社の業績へ貢献させることを狙いとしています。
時期 | 項目 | 本人 | 上司 |
---|---|---|---|
3月~4月 | 目標設定・面談 | 目標設定 面談で決定 | 面談 (目標の確認とキャリア形成目標のコメント) |
9月~10月 | 中間フォロー | 中間自己評価 上司コメントの記入 | 面談 (コーチング) |
3月~4月 | 期末フォロー・評価 | 期末自己評価 上司コメントの記入 | 面談 (期末フォローと評価→人事考課へ反映) |