化学物質管理
化学物質が世界的に流通する中で、製造から廃棄に至るサプライチェーン中の化学物質のリスク管理を強化するための法制化が国際的に進んできています。
化学物質を取り扱うことによる人体及び環境への被害防止・最小限化のためには化学物質の危険性や有害性に関する科学的な情報の入手とそのリスク評価、そして適切な取扱いが必要です。
国際的に安全とは「ISO/IEC Guide51:2014」では「許容できないリスクがないこと」と定義されており、当社では化学品安全として使用する化学物質のリスクを許容できるまで低下させた状態に管理することを目指しています。
関連するSDGs
当社の取り組み
当社で取り扱う、あるいは当社製品に含まれる化学物質については、使用する原材料調査を含めて把握し、新たに使用する原材料などはサプライヤーの調査を含めて懸念物質の排除・低減に努めています。
当社で取り扱う、あるいは当社製品に含まれる化学物質については、できるだけ科学的な情報の収集(文献調査・安全性試験等)を行い、その知見を基にリスクアセスメントを行って排除・代替・削減の対策を取ることで、人体への影響・環境への影響を許容可能なレベルまで抑える取り組みを進めています。
これらの対策により、研究開発から製造に至るまでの従業員の有害物質との接触を極力避け、災害防止に繋げています。
また得られた知見を基に、各製品に安全データシート(SDS)・GHSラベル・警告ラベルを提供して、適切な使用をお願いしています。
更に、当社製品がどのような使用・加工をされ最終製品が出来上がるのかといった、サプライチェーンでの情報収集を行い、PL(Products Liability)リスク評価を行って当社製品による人体・環境リスクを許容できるまで低下させた状態に保ち、安全・安心してお使いいただける製品提供に努めています。
使用する原材料調査やサプライチェーンでの情報は、GHGプロトコルに基づいたGHG排出量算定やCFP算定の基礎にもなっており、化学物質管理を行うことにより「環境調和に資する製品を提供する」ことに努めています。