2016年入社

営業職 工芸科学研究科
生体分子工学専攻

姫路生産技術部でプラントの改良や新規建設に携わった後、吸水性樹脂事業部の事業部技術グループで技術サポートを行う。2022年2月に営業部へ異動し吸水性樹脂の販売・顧客対応を担当。

理系であることを活かした、
より良い提案を。

主に吸水性樹脂の拡販や販売戦略の立案、新規開発品の提案などの営業業務に従事しています。その中で、お客様からのご要望や社内のBCP^※などに対応するための海外工場の生産計画など、グローバルな仕事に携わることもあります。
私は技術系の職種を経て営業担当となりましたので、学生時代から培ってきた理系の知識を活かしながら、分かりやすい言葉での説明を心がけています。担当しているのは当社と長くお付き合いのあるお客様で、当社製品に関しての知識もかなり蓄積され深く理解していただいているので、ロジックを組み立てた説得力のある提案が必要です。より良い提案の検討は簡単ではありませんが、お客様との協議のなかで提案を受け入れてもらえたときは、とても充実感があります。
※災害などの危機的状況下でも、重要な業務が継続するための事業継続計画(Business Continuity Planning)。

お客様も社内も納得する形で課題解決に挑む。

営業の仕事の進め方を学んだのが、異動してきた直後に取り組んだ新しいグレードの生産を海外工場に展開する業務です。私が異動してくる前から進んでいた業務で、海外工場での製造において技術的課題が見つかり、課題解決に向けて取り組んでいる段階で参加しました。納期に対して、課題解決に必要な時間の調整が非常に重要であり、営業に期待されている役割でした。
社内関係各所と密に協力し合い、課題を早期解決したことで無事にお客様に提案することができ、海外工場で生産した製品を採用いただくことができました。これにより、当社の国内・海外工場で同じグレードを生産できるようになったことで、当社のBCPの強化と海外拠点からのさらなる拡販の足掛かりにすることができました。
この仕事を通して、お客様と社内の意見を調整することはとても難しく、背景事情を踏まえて折衷案を出す必要があることを実感しました。お客様と社内の関係各所双方から何を求めているのかを理解し、納得する計画で案件を進めることが、営業担当の重要な役割であり、腕の見せ所だと思います。

今後の目標は？

世界を変える素材を
送り出す役割を
担いたい。

私は、素材には世界を変える力があると信じています。吸水性樹脂が一つの例であり、これからは営業担当として、社会にインパクトを与える製品を送り出していきたいと思っています。そのためには、世界情勢を理解するのはもちろん、業界・当社を取り巻く環境の変化について常に新しい情報を入手し活用していきたいと考えています。情報収集を有意義なものとするには一次情報を確認することが重要で、英語で書かれた論文などは原文で正確に理解できるようになるために、現在は英語の勉強に励んでいます。

1日のスケジュール