製剤安定化に最適なゲル性増粘剤でみずみずしい感触が可能な、架橋型ポリアクリル酸(カルボマー)とは?

化粧品

ゲル性増粘剤

架橋型ポリアクリル酸

ポリアクリル酸を架橋し、曵糸性を抑え、よりサクッとしたゲルを与えることを目的としたのが架橋型ポリアクリル酸です。医薬部外品原料規格(以下、外原規)ではカルボキシビニルポリマー、化粧品表示名称ではカルボマー、INCIではCarbomerといわれているものです。架橋点を有することで、とろっとしたゾルより、ぷるっとしたゲルを与え、ゲル特性である、製剤中自由に動けない、自由に動きにくい状態を作り上げることができます。架橋型ポリアクリル酸はポリアクリル酸の架橋型であること以外はポリアクリル酸と同様で、水に分散させ、アルカリ剤を徐々に加えることにより、カルボキシレートイオンが増加し、マイナスイオン同士の反発が増えることにより、増粘します。架橋の度合いにもより、ぷるっとしたゲル性増粘を示します。

住友精化製-架橋型ポリアクリル酸

住友精化は架橋型ポリアクリル酸として、アクペック800シリーズを提供しています。800シリーズの大きな特徴は重合溶剤をICHガイドラインのクラス3を使用していること、嵩比重を大きくしていることになります。VOC削減、ベンゼンフリー、ハロゲン系溶剤フリーなど言葉を聞いたことがあるかと思いますが、時代の潮流を勘案し、環境フレンドリー、エコフレンドリーな製品を開発し提供する義務があると考えており、SDGsに積極的に取り組んでいます。
嵩比重を大きくすることは、低粉塵となり、作業環境の向上、環境漏洩リスクの低減、作業性向上による品質向上につながります。アクペック800シリーズは、従来の製品と比べ、安全、健康、環境、そして品質に配慮した製品です。

キーワード

  • 日用品
  • アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
  • ヒドロキシエチルセルロース
  • ポリエチレングリコール(PEG)
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