APC(脂肪族ポリカーボネート)

APC(脂肪族ポリカーボネート)

特徴

  • 30-50%が二酸化炭素に由来し、ユニークな分解特性を有する熱可塑性樹脂です。
  • 長期間の安定性に優れている一方、比較的低温で優れた熱分解性を示します。
  • 酸素下、無酸素下両方での分解が可能です。発生する分解ガスはクリーンで、分解後の残渣物は極めて少量です。
  • 分解は、吸熱反応で進行し、例えばバインダーとして使用する場合、分解エネルギーの省力化と工程時間の短縮が可能です。

住友精化の開環重合技術を応用し、エポキシ化合物と二酸化炭素を原料とした住友精化の開発品です。
そのユニークな特性からセラミックなどで用いられるバインダーや樹脂改質等での応用展開が可能です。

用途例

1. バインダー

空気雰囲気下、窒素雰囲気下でのAPCの熱分解挙動(昇温速度10℃/分)は、下記グラフのとおりです。
空気雰囲気下、窒素雰囲気下の何れの場合でも230℃前後で分解が起こり、320℃~380℃で消失し、極めて残渣が少量です。
空気雰囲気下での分解物は、水と二酸化炭素であり、焼成物への影響が極めて少ないという特性があります。
金属ペーストやセラミック等のバインダーとして有用です。

2. ポリオレフィンの樹脂改質

ポリオレフィンにAPCを添加することにより、高速延伸下で高い強度と延伸性が得られます。
これにより、ポリオレフィンの耐衝撃性が改善されます。(金沢大学との共同研究)

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